デッドストック

近年また古着が盛り上がっていますよね。
一時期はかなり下火になった感がありましたが、今は開業する人も増えて、YouTubeでも「古着屋 開業」で調べたら沢山の動画が出てきます。
私自身は購入するわけではないのですが古着業界には興味があって、ミリタリーを主に扱っているお店やヴィンテージTシャツの古着屋さんの動画とかはたまに見てます。

そうやって動画やHPを見ていると、掘り尽くされて弾数が少なくなってきているヴィンテージTシャツではないですが、ミリタリーの古着屋さんでは「希少なデッドストックが入荷!」というようなキャッチコピーをよく見聞きします。

デッドストックって要するに「長期間抱えていて売れる見込みのない滞留在庫」のことですよね。
その売れる見込みがなかったものが、長い時を経たことにより価値が変わって、より価値があるモノとして評価されてる。
これ、めちゃくちゃ面白いです。

顧みて貼り箱の貼り紙の在庫を見てみると、廃業された和菓子屋さんが使っていた和柄の紙や今までのお客様では需要がなくなった紙の滞留在庫は沢山あります。

これって、今のお客様には魅力的に映らなくても、場所や職種や使い方が変わると魅力的な「デッドストック」になるかもしれない。
日本で英字新聞がプリントされた包装紙が売れるように、寿司ネタの漢字がプリントされた包装紙も海外の雑貨屋さんからしたらクールに見えるかもしれない(笑)
前のブログで書いたカセットテープで日本のアンビエントミュージックが和柄でパッケージされていたら、日に焼けてしまった紙があったとしてヴィンテージ感が出た箱が作れたら、そのテイストを求めてる人には堪らないと思います。

それらを(割高にはなりますが)小ロットで作りやすいサイズの貼り箱にしたり、紙そのものでも安く出して、それらをちょうど求めている方がいらしたとしたら、売り手と買い手双方がWin-Winになる。

すぐにできるかはわからないですが、やってみようと思います!
自分たちの尻を叩くためにブログで宣言(笑)
ごく一部のご興味のある方は楽しみにお待ちください。