「貼り箱LABO設立について」でも書きましたが、
貼り箱LABOの目標の一つには”コラボレーション”があります。
どういう意味かと言うと、
例えばデザイン事務所さんがデザインされた紙や、雑貨屋さんが輸入された洋紙や想像もつかない素材を使わせていただいて、
貼り箱工場の技術を使って〝箱自体が主役となる箱”
を作りたいのです。
包装資材としての箱の場合、手作りで高級感のある貼り箱もできる限り価格を抑えて納める必要があります。
そのため、どの貼り箱屋さんも非常に薄利で、若い職人さんが育たなかったり、後継者がいないような状況が続いています。
その状況を変えたい。
どこにもない箱単体で販売できる箱を作ればその価値に見合った利益をいただける。
コラボしていただける方がちゃんと利益を得られた上で、
貼り箱LABOの通常の箱の利益以上に得られる利益の全てを職人に還元したいと考えています。
このようなコラボの話とは異なるのですが、
ジャカードカラミ織という特殊な織り方ができる稀少な機械で使用されていた「紋紙(=パンチカード)」を使って箱を作れないだろうか?
というご依頼を頂きました。
もう国内にはない稀少な機械を復活させるプロジェクトに共感した貼り箱職人が紋紙を使った箱のサンプルをいくつか作ってくれて、
今も知恵を絞ってくれています。
このような機会をいただけないと新しい発想が生まれることもないので、こういったご依頼を頂けるのも非常に嬉しいです。
ご希望に添えるかは分かりませんが、プロジェクトに貢献することができれば幸いです。
お問合せいただければ様々なご依頼にご協力できるよう尽力を尽くしますので、どうぞ宜しくお願いいたします。