かなり久々の更新です。
この間も様々なご依頼をいただいております。ありがとうございます。
箱の用途も様々で、「色々な用途があるなあ」と勉強させていただいております。
その中で、少し前になりますが、地元で革製品を製造されているお得意様から貼り箱とその中に敷く軟質ウレタン(スポンジ)の緩衝材の見積りをお願いされました。
緩衝材に関しては以前からいくつかお問合せをいただくことがありましたが、小ロットで小さく薄くカットしてもらえるメーカーが見つからず断念しておりました。
しかし、お得意様のご依頼ですので手当たり次第当たって探してみたところ、一社だけ取引していただけるメーカーが見つかりました。
スポンジ・ゴム加工専門のメーカーですので、軟質・硬質のウレタンやゴムなどに対して様々な加工が可能です。
貼り箱の中の緩衝材にご興味のある方はどうぞ弊社までお問合せください。
前述の見積りはお得意様にご依頼された方からの返答がなかったため立ち消えましたが、また違うご依頼で留め箱の中に敷く緩衝材を製作してもらいました。
緩衝材に関しては、弊社は仕入れた原価そのままで販売しているのですが、それでも普通に売ってるスポンジから考えたらものすごく高いです。
それが個人的には良い気付きになりました。
上にも書きましたが、厚さ5mmで12cm×8cmのスポンジを100個というような依頼に応えてくれるメーカーはないのです。
すごくわかります。
貼り箱でも1個だけを作る手間と時間は1,000個作る手間と時間の1/1,000ではありません。
ですので、普通は1個とか10個というような発注は受けません。
でも、それもその手間と時間に見合った単価をお伝えしてご納得いただけたら、双方にとってプラスなのではないかと。貼り箱の単価は◯◯、スポンジの単価は◯◯と考えずに、仕事に見合った単価をつけてでもお客様のご要望に沿う方が喜ばれるのではないかと感じました。
以前、「ディスプレイに使いたい」ということである大手インテリアショップから何十店舗かある各店舗に貼り箱を数個ずつ送ってほしいというお問合せがありましたが、配送コスト諸々を考えて「高くつきすぎる」とお断りしたことがあります。
そのような場合でも配送コスト等々を真っ当にのせた見積りを出させていただいていれば良かったなと今では考えています。
というわけで、もちろんかなり割高にはなりますが、最小ロットというのは無くしても良いのではないかと検討中です。
緩衝材ともどもお問合せお待ちしております。
追記:上記の留め箱ですが、今回はお客様のご希望で透明の箔を押させていただきました。
空押しのようにも見えて本当にかっこいいです。
貼り箱のみならず、このような留め箱のご依頼もお待ちしております。